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高騰しすぎ!? 23/24夏の移籍金ランキング1~10位。世界的な名手や期待の若手がズラリ

シリーズ:移籍金ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

9位:カイ・ハフェルツ(ドイツ代表)

チェルシーからアーセナルへ移籍したカイ・ハフェルツ
【写真:Getty Images】


生年月日:1999年6月11日
移籍先:チェルシー→アーセナル
移籍金:7500万ユーロ(約105億円)
22/23リーグ戦成績:35試合7得点1アシスト

 アーセナルはチェルシーに移籍金7500万ユーロ(約105億円)を支払ってカイ・ハフェルツを獲得した。

 ハフェルツは2020年夏にレバークーゼンからチェルシーに8000万ユーロ(約112億円)で移籍。3シーズンをチェルシーで過ごしたあと、アーセナルに移った。昨季のチェルシーではリーグ戦で7得点1アシストという成績で決して悪い数字ではないものの、2018/19シーズンにレバークーゼンで17得点4アシストを記録していることを考えると、インパクトは薄れた印象だ。それでも、アーセナルは大金を投じて獲得した。

 攻撃的MFやFWとしてのプレーが主だったカフェルツだが、アーセナルでは開幕からインサイドハーフとして起用されている。そのパフォーマンスはまだ高い評価を受けていないが、この位置を起点とした攻撃はアーセナルにとって課題だっただけに、そこを改善したいという意欲を感じさせている。

 天才肌のカフェルツは、プレーのバリエーションが豊富。その引き出しの多さが前面に出れば、アーセナルの攻撃がさらに活性化するのは確かだろう。ミケル・アルテタ監督にハフェルツがチームにフィットするという確信があったからこそ、アーセナルはこの額を投じたはずだ。

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