1位:デクラン・ライス(イングランド代表)
生年月日:1999年1月14日
移籍先:ウェストハム→アーセナル
移籍金:1億1660万ユーロ(約163億2400円)
22/23リーグ戦成績:37試合4得点2アシスト
今夏の移籍市場で最も高額な取引となったのは、アーセナルがウェストハムから獲得したデクラン・ライスだ。移籍金は1億1660万ユーロ(約163億2400円)となっている。
ウェストハムの下部組織で育ったライスは、2016/17シーズン終盤にトップデビューを飾ると、翌17/18シーズンから出場機会を増やし、同時に市場価値も高めていった。近年はどのビッグクラブへ行くのかが注目されていたが、アーセナルが争奪戦を制している。
中盤の守備的なポジションを主戦場とするライスは、華麗に相手の攻撃の芽を摘んでいく。インテリジェンスあふれるポジショニングで相手のパスをインターセプトすることも多く、まさにアーセナルが求めていたタイプのMFと言えるだろう。
1億1660万ユーロの移籍金にふさわしいのかという議論と、そこからくる重圧は当然ついて回るが、ライスは開幕から見事な存在感を見せている。昨季はプレミアリーグ制覇に一歩届かなかったアーセナルを優勝に導くことができれば、この補強が正しかったと万人が認めることになるだろう。
【了】