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Jリーグ 1年前

「すごく嫌だった(苦笑)」サッカー日本代表初選出、毎熊晟矢の転機と指揮官の慧眼【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

毎熊晟矢のストロングポイント

V・ファーレン長崎時代の毎熊晟矢
【写真:Getty Images】



「自分にとっては、松田陸君のプレーを近くで見ながら取り組んでいたことがすごくよかったと思います。周りの選手も細かい部分をアドバイスしてくれたので、成長できたのかなと感じています。

 僕のストロングはやはり攻撃の部分。同じ代表右SBの菅原(由勢)選手、橋岡(大樹)選手も攻撃面で素晴らしいものを持っていると思いますけど、自分は中に入っていったり、外でも仕事ができたりと、違った強みがあるので、そういった部分で勝負していきたいですね」

 とはいえ、ここまで国際経験が皆無に近い選手がいきなりドイツやトルコとガチンコ勝負できるかどうかは未知数と言わざるを得ない。菅原は2019年夏から在籍しているAZでUEFAヨーロッパリーグやカンファレンスリーグに参戦。ビッグクラブのサイドアタッカーと対峙して攻守両面の駆け引きに磨きをかけているし、橋岡の方も4シーズン目を迎えているベルギーで屈強なアタッカーとの競り合いを数多く経験。バトルを厭わない強さを身に着けているのだ。

 その2人を毎熊が上回っていくならば、自身も認めるストロングポイントの攻撃的な特徴を前面に押し出していくしかない。強豪国との2連戦で出番があるかどうかは分からないが、彼は先を見据えて必死に能力をアピールしていくべきだ。

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