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8月31日にサッカー日本代表メンバーが発表され、セレッソ大阪に所属する毎熊晟矢が初選出を果たした。もともとFWが本職だった毎熊が、25歳で日本代表に選ばれるまでの道のりを振り返るとともに、毎熊が掲げるサイドバックとしての理想像に迫る。(取材・文:元川悦子)
低迷するドイツ代表と対戦
2026年のFIFAワールドカップ(W杯)に向け、3月に発足した第2次森保ジャパンにとって、最初の大きな試金石になるのが、9月のドイツ代表、トルコ代表との2連戦だ。
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とりわけ、2002年カタールW杯以来、10か月ぶりのドイツとの再戦は注目度が高い。ハンス=ディーター・フリック監督率いるドイツはカタールで2大会連続グループリーグ敗退という失態を演じたうえ、2023年に入ってから1勝1分3敗と低迷が続いている。万が一、今回も日本代表に敗れるようなことがあれば、指揮官の去就問題が浮上しないとも限らない。本気で日本代表を叩こうと全力でぶつかってくるだろう。
だからこそ、日本代表にとっては大きな価値がある。ボール保持やチャンスの数など内容的な前進を見せられるかどうかも含め、その動向が気になるところだ。
2023年最大の大一番と言っても過言ではない重要マッチに向け、日本代表は4日にヴォルフスブルクに集合して、トレーニングをスタートさせることになっている。メンバー26人はすでに発表されているが、カタール経験者16人という既存戦力主体の陣容だ。
その中に初めて加わることになったのが、右サイドバック(SB)要員の毎熊晟矢。東福岡高校時代の2015年に高校総体と高校選手権を制覇し、桃山学院大学を経て、2020年に地元のV・ファーレン長崎でプロキャリアをスタートさせた25歳の成長株である。