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圧倒的センス! ACミラン歴代最高の司令塔5人。クラブに名を刻んだ男たち

シリーズ:歴代最高の司令塔5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:マヌエル・ルイ・コスタ(元ポルトガル代表)

ACミランで活躍した元ポルトガル代表のマヌエル・ルイ・コスタ
【写真:Getty Images】


生年月日:1972年3月29日
ACミラン所属時期:2001年〜2006年
ACミラン通算成績:192試合11得点45アシスト

 ポルトガル黄金世代の一人、マヌエル・ルイ・コスタはACミランでも輝いたスター選手だ。

 フィオレンティーナでの活躍を受けて2006年夏に4132万ユーロ(約58億円)の移籍金でミランに移籍したルイ・コスタは、すぐにトップ下のレギュラーポジションを獲得して攻撃のタクトをふるった。

 特にスルーパスのタイミングは絶妙で、鋭いパスでありながら受け手にはこの上なく優しく、観る者を魅了している。隙があればドリブル突破や強烈なミドルシュートを狙い、長髪をなびかせながら多彩な選択肢でミランを引っ張る姿は、「マエストロ(名人・巨匠)」と呼ばれた。

 2002/03シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で優勝。2003/04シーズンにはセリエAでも優勝するなど、多くの成功に貢献している。ミランでのキャリア晩年はカカにトップ下のポジションを譲る形になったものの、カカとは別の優雅さを示した司令塔で、多くのファンに愛された。

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