MF:カカ(元ブラジル代表)
生年月日:1982年4月22日
ACミラン所属時期:2003年〜2009年, 2013年〜2014年
ACミラン通算成績:307試合104得点81アシスト
ACミランの全てのファンから愛された助っ人が、元ブラジル代表のカカだ。
カカは2003年にサンパウロから加入した。当初はマヌエル・ルイ・コスタの控えとみられていたものの、すぐに適応して躍動。セリエA1年目で30試合に出て10得点5アシストを記録している。キャリアのハイライトは2006/07シーズンで、ミランはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で優勝。カカ自身は大会得点王となり、バロンドールを受賞している。このシーズンのCL準決勝マンチェスター・ユナイテッド戦で見せたパフォーマンスは、今でも語り継がれる圧倒的なものだった。
最大の特長は縦への推進力で、前を向いたカカはなかなか止められなかった。細かい技術を繰り出すわけではなく、手数をかけずに前へ前へと突き進み、ミランの攻撃をけん引。カカが突破して自ら決めるパターンもあれば、ラストパスでチームメートのゴールをお膳立てすることもあった。
カカがプレーヤーとして超一流であることは間違いないが、ファンに愛される理由はほかにもある。ミランで価値を高めるたびにマンチェスター・シティやレアル・マドリード行きが話題になったが、その際に何度もミランへの愛情を強調したことで、カカは揺るぎない地位を築いた。