DF:毎熊晟矢(まいくま・せいや)
【写真:Getty Images】
生年月日:1997年10月16日(25歳)
所属クラブ:セレッソ大阪
2023リーグ戦成績:23試合1得点2アシスト
いまJリーグでメキメキと力をつけているのが、セレッソ大阪の毎熊晟矢だ。昨季はサイドハーフが主戦場だったが、今季は一列後ろにポジションを下げ、ハイパフォーマンスを続けている。
DFではあるものの、最大の魅力は攻撃面にある。もともと前線の選手だったこともあってスペースの見つけ方や使い方がうまく、タッチライン際だけでなく内側でのプレーも苦にしていない。気づけばボックス内にいることも多く、まさに神出鬼没な選手だ。また、力強い運びでチームに推進力をもたらすこともできれば、味方と連係しながら相手DF陣を崩すこともできる。ワールドカップにも出場した山根視来(川崎フロンターレ)と重なる部分が多いと言っていいだろう。
もちろん、守備の働きも悪くない。身長179cmとサイドバックとしては大柄で、簡単には当たり負けしないフィジカルを持ち、ハードワークを厭わない献身性とスタミナも兼備。ルーズボールへの反応の速さや、それを奪い切る執念も光るものがあるなど、常に右サイドの強度を高いレベルで保つことを約束してくれる。
酒井宏樹が事実上いなくなった日本代表の右サイドバックは3月、6月シリーズでハイパフォーマンスを披露した菅原由勢が頭一つ抜けた感がある。しかし、同選手以外の選択肢は決して多くなく、新たな人材の台頭が待たれている。毎熊にチャンスがあってもいいだろう。
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