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Jリーグ 1年前

サッカー日本代表に推薦したいJリーグ組5人。今だからこそ声をかけるべき好調な男たち

シリーズ:日本代表に推薦したいJリーガー text by 編集部 photo by Getty Images

MF:大久保智明(おおくぼ・ともあき)

浦和レッズに所属するMF大久保智明
【写真:Getty Images】


生年月日:1998年7月23日(25歳)
所属クラブ:浦和レッズ
2023リーグ戦成績:25試合1得点2アシスト

 酒井宏樹やアレクサンダー・ショルツなど、ベテラン勢の存在感が強い浦和レッズだが、20代の選手も着実に伸びてきている。その中の1人が、MF大久保智明だ。

 小学生の頃から東京ヴェルディのユースで育ってきた大久保だが、トップチームへの昇格は叶わなかった。それでも、中央大学で大活躍したことで、2021年に浦和レッズ加入を掴み取っている。今季はマチェイ・スコルジャ新監督の元で右サイドハーフのファーストチョイスとなっており、すでに昨季を上回ってプロ入り後最多となるリーグ戦25試合の出場を果たしている。

 シュートやラストパスの精度はまだまだ高めていく必要があるものの、ドリブルやテクニックはすでにJリーグ屈指のレベルだ。とくに、細かいタッチを駆使しながら相手の重心の逆を突く上手さが際立っており、人が密集していてもスルスルと抜けていく怖さがある。今季リーグ戦では早くも85回のドリブル成功数をマークしており、浦和ではダントツ、全体でも3位につけている。

 守備時の貢献度も申し分ない。小さな体からは想像できないほどスタミナが豊富で、終盤になってもハードワークやスプリントを怠らない凄みがある。一列後ろの酒井と連係した対応も上手く、それが得点やアシストが伸びずともスコルジャ監督に重宝されている理由となっている。日本代表のアタッカー陣は層が厚いが、この25歳のレフティーも面白い存在だ。

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