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Jリーグ 1年前

サンフレッチェ広島11番が求める「必然性」。満田誠が新戦力と融合するには【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

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明治安田生命J1リーグ第25節、柏レイソル対サンフレッチェ広島が26日に行われ、0-0の引き分けに終わった。今月戦列に復帰した広島MF満田誠は、攻守に存在感を発揮。新戦力が加わったチームの中で、求められることを遂行しながら違いを生み出している。(取材・文:元川悦子)


長期離脱から戻ってきた満田誠

サンフレッチェ広島MF満田誠

【写真:Getty Images】

 ミヒャエル・スキッベ監督就任1年目だった2022年はJ1・3位、YBCルヴァンカップ制覇、天皇杯準優勝という好成績を残したサンフレッチェ広島。チーム成熟度がさらに増していく今季はリーグ優勝もあり得るのではないかと見られていた。

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 実際、10節終了時点では首位・ヴィッセル神戸と勝ち点2差につけるなど、大きな期待感を抱かせた。ところが、5月7日のアビスパ福岡戦でショッキングな出来事が起きる。昨年のEAFF E-1サッカー選手権で日本代表入りした若きアタッカー・満田誠が右ひざ前十字靭帯部分損傷という重傷を負い、長期離脱を強いられたのである。

 ほぼ同じタイミングでピエロス・ソティリウスと塩谷司が離脱すると、チームは一気に下降線を描き始める。「塩谷、満田、ソティリウがいないことで若干、クオリチィが落ちていると感じている」と指揮官も6月11日の川崎フロンターレ戦後に嘆いたほどだ。

 5~6月にかけては5敗を喫し、優勝争いから交代。さらには追い打ちをかけるように夏の移籍期間に森島司を名古屋グランパスに引き抜かれてしまった。

 そんな時に戻ってきたのが背番号11をつける男・満田だ。8月13日の浦和レッズ戦で満を持して先発復帰し、2-1の勝利の原動力になると、フル出場した19日の川崎戦も3-2で連勝。弾みをつけた状態で26日の柏レイソル戦を迎えることになった。

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