MF：マルティン・ウーデゴール（ノルウェー代表）

生年月日：1998年12月17日
アーセナル通算成績：108試合25得点15アシスト

　ノルウェー出身のウーデゴールは、15年冬に弱冠16歳でレアル・マドリードへの移籍を果たしたかつての“神童”だ。

　レアル・マドリード移籍後はローン先のフィテッセやレアル・ソシエダでプレーするもレアル・マドリードでレギュラーとして定着できず、21年冬にアーセナルへとローン移籍が決定。そこで本来の才能が開花するとアーセナルにとって欠かせない戦力となり、同年夏には完全移籍でアーセナルに加入している。

　主に攻撃的MFやインサイドハーフとして起用され、チームの司令塔として攻守に渡って躍動。長短のパスの上手さやドリブルでの突破だけでなく、自らゴールを決める決定力の高さも彼の魅力であり、22/23シーズンはリーグ戦37試合に出場して15得点8アシストを記録している。1本もPKを蹴ることなくMFが15ゴールを達成したのは彼のシュートセンスの賜物であり、チームの優勝争いの原動力となった。

　また、22/23シーズンからはアーセナルの新主将に就任。ノルウェー代表でもキャプテンを任されるなど24歳にして高いリーダーシップも備える。新たな黄金期へ突入する気配を見せるアーセナルで、今後も司令塔として、チームリーダーとして中心的存在となっていくことが期待される。