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久保建英 1年前

なぜ下げた? 報われない久保建英。壊滅的なレアル・ソシエダが陥る深刻な事態【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

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ラ・リーガ第3節、ラス・パスマス対レアル・ソシエダが現地時間25日に行われ、スコアレスドローに終わった。サッカー日本代表MF久保建英は、この試合でも先発。ゴールやアシストはなかったが、3戦連続でMVPに選出されている。しかし、チームは深刻な状態だ。(文:小澤祐作)


レアル・ソシエダは迫力不足

久保建英
【写真:Getty Images】

「ポジティブなこともあったが、ネガティブなことも多く、できるだけ早く修正しなければならない。言い訳はできない。もう3試合も終わっているのだから」

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 スペイン紙『マルカ』によると、ラス・パルマス戦を終えたイマノル・アルグアシル監督は、会見の場でそう話していたようだ。「もう3試合を終えた」が、レアル・ソシエダに希望の光は見えていない。

 開幕節ジローナ戦、第2節セルタ戦ともに1-1のドローとなっていたソシエダは、今季初のアウェイゲームとなったラス・パルマス戦でついにノーゴールに終わった。決定力不足を嘆くにはチャンス自体の数が少なく、過去2試合と同じくチームとして迫力不足だったと言わざるを得ない。

 相変わらず久保建英は孤軍奮闘している。ラス・パルマス戦ではチーム最多タイのキーパス数(2本)とシュート数(2本)、さらにチーム2位のドリブル成功数(2回)をマーク(スタッツはデータサイト『Who Scored』を参照。)GKアレックス・レミロは何度も好セーブでチームを救っていたが、そんな同選手を抑えて圧巻の3試合連続MVPに輝いた。

 しかし、サッカーはご存知の通りチームスポーツだ。久保が活躍するだけではどうにもならないほど、ラス・パルマス戦のソシエダは問題だらけだった。

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