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異例の高3夏移籍の背景は? 興國高校10番・宮原勇太がポーランド1部に。同僚ポドルスキが激励

text by 加藤健一 photo by JSP

ポドルスキからかけられた言葉




「(海外のクラブでは)通用しない部分の方が多かった。やっぱり守備の部分、強度だったりはまだまだだと思います。でも、ストロングポイントのドリブルは通用したので伸ばしていきたいと思います」

 同僚になる横田とは食事をともにしたと言い、ポドルスキからは「環境は整っているからあとは自分次第だ」と言われたという。契約した段階では宮原はまだ練習参加しておらず、ポドルスキらとの共演はまだないが、映像を見たポドルスキは「ポテンシャルがある。日本から獲得して、このクラブから世界へ翔び立って欲しい」と期待を寄せている。

 トップチームとの契約だが、当面はトップチームの練習に参加しながらセカンドチームやU-19チームで実戦経験を積んでいく予定だ。まだしていないと言うポーランド語の勉強も含め、新たな環境への適応が最初のステップとなる。ポドルスキも「慣れるまで数週間はかかると思いますが、このピッチで一緒にプレーをしたい」と共演を心待ちにしている。

 ロナウジーニョやネイマールに憧れた宮原は、目標とする選手として三笘薫と久保建英を挙げ、「(2人を)合体させたくらいの選手になりたい」と話す。ポーランド移籍は、その目標へ駆け上がるためのステップとなる。

(取材・文:加藤健一)

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【了】

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