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日本や韓国と、中東との違いは?
ブライトンに所属する日本代表MF三笘薫をはじめとして、かつてJリーグのクラブでプレーしていた選手が欧州のリーグで活躍している。このようにヨーロッパを目指す選手が多いのは、他のアジア諸国とは違った流れだ。日本や韓国と、サウジアラビアなどの中東との違いをベトナムメディア『ボンダプラス』が分析した。
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日本が初めてワールドカップに出場した1998年は、招集された全ての選手がJリーグでプレーしていた。それが一変し、2022年のワールドカップでは、森保一監督が選出した26人中22人が欧州のクラブに在籍している。韓国も同じような流れだが、最新のFIFAランキングではイランやオーストラリアなどに次いでアジア4位となっている。サウジアラビアやカタールなどの中東も近年サッカーに力を入れているが、日本や韓国のように欧州のクラブでプレーする選手は少ない。
同メディアは、その違いの一つ目として「日本と韓国の選手が西洋文化に対してオープンであるため、早い段階で新しいものに触れ、ヨーロッパに適応してプレーするのにそれほど苦悩しない」とし、文化的な問題を挙げた。二つ目は「日本と韓国が欧州でプレーすることが代表チームに入る必須条件だと考えるなら、サウジアラビア、UAE、カタールなどの中東は世界に対してはるかに閉鎖的だ。前回のワールドカップでは、サウジアラビアの選手全員が国内でプレーしていた。彼らは良い報酬を貰っており、海外に行って人生を変えるという考え方を持っておらず、国内にいる方が招集される可能性が高くなる。サウジアラビアは逆方向に進んでおり、世界のスターをサウジ・プロフェッショナルリーグに連れてくるのに十分な富を持っている。言うまでもなく、これらの国々ではヨーロッパとの文化の壁が大きな問題となっている」と報じた。最後に「日本と韓国のおかげで、アジアにはイングランド王者、チャンピオンズリーグ決勝戦、得点王、プレミアリーグのクラブのキャプテン、その他多くの奇跡が生まれた。この勢いに乗れば、日本と韓国の選手が世界最高のスターになる日もそう遠くない」と期待感を示している。
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