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Jリーグ 1年前

【Jリーグ夏の補強診断】戦力アップランキング1~9位。大型補強に成功したのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

2位:湘南ベルマーレ

湘南ベルマーレに復帰した田中聡
【写真:Getty Images】


リーグ戦順位:18位
IN:福田翔生、ディサロ燦シルヴァーノ、キム・ミンテ、田中聡
OUT:柴田徹、町野修斗、ミケル・アグ、永木亮太、山下敬大

 4月1日を最後に勝利がなく、降格の危機に瀕していた湘南ベルマーレは、夏に積極的な動きを見せている。6月上旬にはベルギーのコルトレイクへ期限付き移籍していた田中聡の復帰が、下旬には町野修斗がドイツ2部キールへ完全移籍することが発表されている。

 昨季、今季のチーム得点王の流出は痛手だが、応急処置も早かった。その2週間後に加入が発表されたディサロ燦シルヴァーノは、8月のリーグ再開初戦から2試合続けて先発起用されており、2戦目のアルビレックス新潟戦ではゴールもマーク。大橋祐紀との同学年コンビは、町野の不在を感じさせないクオリティを見せている。

 リーグ最多失点を喫し、一時は崩壊状態にあった守備陣には、鹿島アントラーズで出場機会を得られていなかったキム・ミンテを迎え入れた。アンカーの田中聡が最終ラインの前でボールを回収し、キム・ミンテがラインを統率しながら攻撃を跳ね返す。加入後は1勝1分で、2人の加入は明らかに結果につながっている。

 17日にはYSCC横浜MF福田翔生を獲得したことを発表している。今季J3で11得点を挙げた22歳は将来性があり、鈴木章斗や石井久継といった若手と出場機会を争うことになる。ここまでの3人の実戦でのフィット具合を見る限り、リーグ屈指の補強に成功したと言えるだろう。

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