3位:柏レイソル
リーグ戦順位:16位
IN:犬飼智也
OUT:升掛友護、中村慶太
4月までにわずか1勝しかできなかった柏レイソルは、5月17日にネルシーニョ監督の退任を発表し、井原正巳ヘッドコーチを後任に据えた。課題だった得点力不足は改善傾向にあったが、今度は失点がかさんだ。
最終ラインはジエゴの負傷離脱が続き、開幕直後に獲得したブエノも監督交代後に右膝軟骨損傷で手術を行い、全治6か月と発表された。開幕時から不安視されていた最終ラインの選手層の薄さに加え、軽率なミスが目立った。立田悠悟は退場処分を2度受け、勝敗にかかわるミスもあった。
残留圏内にぎりぎり踏みとどまっている柏は、最終ラインの補強に着手した。白羽の矢が立ったのは、浦和レッズで出場機会を失っていた犬飼智也だった。リーグ戦再開から3試合すべてに先発しており、チームはその間1勝2分と無敗を継続している。2分はどちらも試合終盤に喫したもので、チームの勝負弱さは解決できていないが、犬飼の存在がプラスになっていることは間違いない。