7位:浦和レッズ
リーグ戦順位:4位
IN:中島翔哉、エカニット・パンヤ、安部裕葵、宮本優太
OUT:松崎快、ダヴィド・モーベルク、犬飼智也、鈴木彩艶
今季の浦和レッズの課題は明確だった。西川周作やアレクサンダー・ショルツを中心としたディフェンスは鉄壁で、リーグ最少の19失点に抑えていたが、28得点はリーグ下位の数字。ホセ・カンテと興梠慎三の4得点がチーム最多得点で、優勝を争うには攻撃力の増強が不可欠となっていた。
1トップは興梠とカンテである程度計算が立つこともあり、補強は2列目に絞られた。サッカー日本代表や欧州での実績も十分な中島翔哉、バルセロナが獲得した元鹿島アントラーズの安部裕葵、タイ代表のエカニット・パンヤの加入が7月に続々と発表された。
3人はともに実績や将来性のある選手だが、即戦力としては計算できなさそうだ。中島は登録された直後のリーグ戦で浦和デビューを果たしたが、すぐにフィットできるかと言われれば疑問符が付く。パンヤも今月中旬にチームに合流したばかりで、長期間公式戦から離れていた安部もフィットするには少し時間がかかる模様だ。ただ、退団した選手はいずれも出場機会を得られていなかったため、マイナスになることはない。