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待ち受ける悪夢。マンUが抱える2つの問題。なぜラッシュフォードは消えたのか?【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 竹内快 photo by Getty Images

マンチェスター・ユナイテッド最新ニュース

プレミアリーグ第2節、トッテナム対マンチェスター・ユナイテッドが現地時間19日に行われ、2-0でトッテナムが勝利した。ユナイテッドはチャンスを作りながらも、なぜ無得点で敗れたのか。エリック・テン・ハフ監督が率いるチームは、改善すべき課題を抱えている。(文:竹内快)


マンチェスター・ユナイテッドは無得点で終わるべきではなかった

トッテナムに敗れたマンチェスター・ユナイテッド
【写真:Getty Images】

 マンチェスター・ユナイテッドは敵地トッテナム・ホットスパー・スタジアムで22本のシュートを打ったのにも関わらず、ホームチームに0-2で「完封負け」を喫した。多くのチャンスがありながら決定機を逃し続け、敵将のアンジェ・ポステコグルー監督にプレミアリーグ初勝利を献上してしまったことは恥ずべきことだ。

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 シュートが決まる確率や数から算出される「ゴール期待値」はトッテナムが1.74、ユナイテッドが2.07を記録(データサイト『SofaScore』参照)。理論上はユナイテッドが2点を取っていたはずのゲームであり、少なくとも無得点で終わるべきでなかったのは明白である。

 では数あるチャンスを決めて勝っていればよかったのかと言われるとそうではない。エリック・テン・ハフ監督率いるチームは様々な課題を露呈させた。

 ハイレベルなプレミアリーグで、限界が感じられる現在のフットボールを変えなければその先に待っているのは悪夢だ。この試合、エリック・テン・ハフ監督が修正すべきだった2つのポイントについて見ていこう。

 1つ目はミドルサードを簡単に使わせてしまったことだ。この試合、ユナイテッドはポステコグルー率いる新生トッテナムと同様に[4-2-3-1]の布陣で臨んだ。

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