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Jリーグ 1年前

最高額の11人は? Jリーグ市場価値ベストイレブン。個性豊かな“最強”の布陣は…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:仲川輝人

仲川輝人
【写真:Getty Images】

所属クラブ:FC東京
生年月日:1992年7月27日
今季リーグ戦成績:19試合4得点
市場価値:120万ユーロ(約1.7億円)

 2019年シーズンに得点王と最優秀選手賞(MVP)を受賞した仲川輝人は、今季からFC東京に活躍の場を移している。50メートル5秒台で走る足の速さとドリブルスピードがトップギアに到達するまでの時間が短いのが特長だ。ドリブルも縦だけでなく、カットインでも勝負できる点も魅力だ。鋭い切り返しを駆使しながらボールを確実に運んでいき、そして利き足だけではなく、左足からも質の高いシュートが打てる。

 また仲川はドリブルの上手さも特長の一つだ。小柄でゴリゴリと押していくタイプではなく、トップスピードに乗っても乱れない繊細なタッチで相手DF陣を切り裂いていく。

MF:ディエゴ・ピトゥカ

ディエゴ・ピトゥカ
【写真:Getty Images】

所属クラブ:鹿島アントラーズ
生年月日:1992年8月15日
今季リーグ戦成績:22試合2得点
市場価値:160万ユーロ(約2.2億円)

 ディエゴ・ピトゥカは2021年に鹿島に加入。ハードワークし続ける泥臭さと高い技術を兼ね備えている選手だ。データを見ると左足得点数がリーグ12位、1試合平均タックル数がリーグ14位、1試合平均インターセプトがリーグ18位と攻守に高い数値を残している。ボール奪取能力も高く、球際にも強い。

 シュート力も高く今季2ゴールながら開幕戦では強烈なシュートを見せている。ピトゥカは相手のクリアに反応し、ペナルティーエリア外から左足を振り抜く。するとボールはゴール左隅へと突き刺さった。

 攻守両面で貢献度が高いせいか、相手から厳しくマークされており、被ファウル数が45とリーグ6位となっている。ただ、今年7月に古巣サントスは、ピトゥカが24年1月に加入することを発表した。残念なことに、ピトゥカを鹿島で見られるのは今季限りとなっている。

MF:中島翔哉

中島翔哉
【写真:Getty Images】

所属クラブ:浦和レッズ
生年月日:1994年8月23日
今季リーグ戦成績:2試合0得点
市場価値:160万ユーロ(約2.2億円)

 今年7月浦和レッズに加入した中島翔哉は6季ぶりに日本復帰を果たした。ポルトガル、UAE、トルコを渡り歩いたアタッカーの武器は、独特の攻撃センスと高い技術力だ。フィニッシュのスキルは高く、味方を使うパスもできる。日本代表でも見せた単騎突破で敵陣をこじ開けられる能力は、今でも国内トップクラスといえるだろう。

 だが中島は市場価値の下落が激しい選手だ。ポルティモネンセではリーグ戦10得点11アシストを記録し、アル・ドゥハイル在籍時は2500万ユーロ(約35億円)という市場価値がついた。しかし、強豪ポルトでは結果を残せず、その後は目立った実績を残せていない。28歳とまだまだ活躍に期待ができる年齢だが、市場価値は160万ユーロ(約2.2億円)まで落ちてしまっている。

MF:エウベル

エウベル
【写真:Getty Images】

所属クラブ:横浜F・マリノス
生年月日:1992年5月27日
今季リーグ戦成績:23試合7得点
市場価値:130万ユーロ(約1.8億円)

 攻撃力が持ち味の横浜F・マリノスでエウベルの存在感は際立っている。高い突破力が持ち味で、左サイドから幾度となく攻撃のチャンスを作ってきた。1試合平均のチャンスクリエイト数が2.4でリーグ6位、同4位の7アシストが証といえるだろう。

 相手を一瞬で置き去りにしてしまうスピードと、身長170cmと小柄ながらボデイバランスの良さも持ち味で、一対一で強さを発揮している。ファウルで止められることも多く、被ファウル数47はリーグ5位となっている。

 シュート力もあり、今季7得点中右足でのゴール数5はリーグ6位と右足で決める割合が多い。6月24日サンフレッチェ広島戦での、スピードに乗ったドリブルから相手2人を抜き去り決めたゴールは圧巻の一言である。

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