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キリアン・エムバペ、歩み寄りの姿勢を見せた理由は?
パリ・サンジェルマン(PSG)との契約延長を避けていたフランス代表FWキリアン・エムバペが、最近になって歩み寄りの姿勢を見せた。同選手の態度が急変した理由は、ブラジル代表FWネイマールとフランス代表FWウスマン・デンベレが関係していると、米メディア『ESPN』が報じている。
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2024年6月にPSGとの契約が終了するエムバペが、契約延長オプションを行使しない意向を表明したことで、PSGは同選手の売却を模索。アル・ヒラルから移籍金3億ユーロ(約470億円)の超破格オファーを提示された後、すぐに合意。しかし、同選手が交渉を拒否したことで移籍は実現しなかった。その後、PSGとの関係が悪化し、トップチームから追放されるなど冷遇されている。その状況が続くかに思われたが、一転してトップチーム復帰を許され、関係改善の兆しが見え始めた。
同メディアによると、PSGとエムバペの関係は弁護士を通じて手紙だけで会話するほど悪化していたという。その状況が変化した理由の一つは、PSGがバルセロナからデンベレを獲得したこと。エムバペとデンベレは非常に仲が良く、頻繁に電話で話したり、一緒に休暇を過ごしているようだ。デンベレの存在は、エムバペの契約延長を実現する一助になる可能性もある。
そして、状況が変化した理由の二つ目は、ネイマールがサウジアラビア1部のアル・ヒラルに移籍したことだ。2017年は仲が良かった二人だが、次第に疎遠になっていったという。ネイマールの規律上の問題や、毎年シーズンの半分を欠場していたこと。左サイドのポジションを奪われたことに耐えられなかったと、同メディアは伝えている。そうした状況もあり、再びPSGと交渉を行ったエムバペは、ボーナスの一部を放棄するなどの妥協案によって、トップチーム復帰を果たしたとされている。同メディアは「様々な選択肢があるが、少なくとも今では両者は再び友好関係にある」と報じた。
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