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もういらない…。“構想外”=ほぼクビ状態の名手10人。今夏の放出が確実な実力者たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:ディボック・オリギ(ベルギー代表)


【写真:Getty Images】


生年月日:1995年4月18日(28歳)
所属クラブ:ミラン(イタリア)
22/23リーグ戦成績:27試合2得点1アシスト

 昨季のミランはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でベスト4入りを果たすなど大健闘したが、補強はことごとく失敗に終わっていた。リバプールからフリーでやってきたベルギー代表FWディボック・オリギも、サポーターをガッカリさせた1人だ。

 2021/22シーズン終了時点で、ミランはCFにズラタン・イブラヒモビッチとオリビエ・ジルーというワールドクラスを2人抱えていたが、前者はヒザの手術に踏み切ったことで長期離脱を余儀なくされており、実質的にストライカーはフル稼働が難しい大ベテランのジルー1人のみだった。そこでフォーカスを当てられたのがフリーとなっていたオリギだった。

 しかし、オリギは細かな怪我を繰り返すなどジルーの控えとしても頼りにならず、昨季公式戦での得点数はたったの「2」に留まっている。不振の1年を経て迎えた今季はステファノ・ピオーリ監督の構想から外れており、プレシーズンツアーのメンバーにも選ばれていない。加えてベルギー人FWは高給取りの1人でもあるなど、イタリアの名門にとっての頭痛となってしまっている。

 ミランとしては早く売却したいオリギだが、なかなか出て行かないというのが現状。サウジアラビアのクラブ含め、同選手は複数のオファーに対し首を横に振り続けているようだ。このまま納得のいく買い手が現れなければ、ミランは泣く泣く残留させることになるかもしれない。

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