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リバプールで待つ遠藤航のライバル5人。本命不在だが実力者ズラリ。クロップ監督が信頼するのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

トレント・アレクサンダー=アーノルド(イングランド代表)

リバプールDFトレント・アレクサンダー=アーノルド
【写真:Getty Images】


生年月日:1998年10月7日(24歳)
22/23リーグ戦成績:37試合2得点9アシスト
23/24開幕節:フル出場

 昨季のリバプールにおける最大の変化と言ってもいいのが、トレント・アレクサンダー=アーノルドの偽SB起用だった。攻撃時に中盤の一角に入ってMFのように振る舞う新たなタスクを与えられたA・アーノルドは、昨季終盤に自身2度目となる5試合連続アシストをマークし、チームの復調に一役買っている。

 6月にはイングランド代表でインサイドハーフとしてプレーし、存在感を放っていた。副キャプテンに就任した今季のプレシーズンでは、本格的に6番(アンカー)で起用された試合もあった。ただ、プレシーズン終盤にユルゲン・クロップ監督は「たとえ6番ポジションが不足しているとしても、トレントを右サイドバックに据えてもう1度挑戦したい」と述べており、実際にプレシーズンマッチの終盤でA・アーノルドは本来の右サイドバックでプレーしていた。

 チェルシーとの開幕節では昨季後半戦と同様に、偽SBの役割を担った。右サイドバックとセンターバックの人材不足という事情もあり、A・アーノルドの中盤起用はこれらのポジションの補強がない限り、実現する可能性は低いのかもしれない。

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