イングランド・プレミアリーグ 最新ニュース
2023/24シーズンのイングランド・プレミアリーグが開幕した。昨季も最終盤までハイレベルな戦いが繰り広げられたが、果たして今季はどのような結末となるだろうか。今回は、23/24シーズンのプレミアリーグの1位~6位までの最終順位を予想する(※情報は8月15日時点)。
6位:リバプール
【写真:Getty Images】
監督:ユルゲン・クロップ(9年目)
22/23リーグ戦成績:19勝10分9敗(5位)
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6シーズンぶりにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得を逃したリバプールは、今夏に戦力の大幅入れ替えを行った。特に動きが多かったのが中盤で、ジョーダン・ヘンダーソンやファビーニョ、ジェームズ・ミルナー、ナビ・ケイタ、アレックス・オックスレイド=チェンバレンが退団。代わりにアレクシス・マック・アリスターとドミニク・ソボスライを獲得しているが、選手の頭数的にも補強は必須だろう。
ターゲットだったモイセス・カイセドとロメオ・ラヴィアの両選手はチェルシーを移籍先に選択しており、ファビーニョが抜けたアンカーのポジションのレギュラー候補が不在のまま開幕をしている。この補強が急務なポジションに誰を加えるかによって順位は大きく変わってきそうだ。現時点ではあまりに未知数なため6位と予想している。
その一方でモハメド・サラー、ルイス・ディアス、コーディ・ガクポ、ディオゴ・ジョタ、ダルウィン・ヌニェスらを擁する前線は充実している。ただ、来年1月に予定されているアフリカ・ネーションズカップにサラーが出場することはチームにとってマイナスだろう。2021年の前回大会時は、大会前と後でコンディション面に大きな差が生じてしまい、ゴールもアシストも減少してしまった。31歳となったエースをカバーすることも重要となるだろう。
そして守備陣にも大きな不安を残している。昨季、ユルゲン・クロップ監督のもとでフルシーズンを戦った中では最多の47失点を喫した。今季もそれに近い、もしくは上回る数の失点をする恐れがある。特にCBの選手層には大きな不安を残しており、戦力として計算できる選手がレギュラーのフィルジル・ファン・ダイクとイブラヒマ・コナテしかいない。後者に関しては怪我が多い選手であることから補強が必須だと考えられているが、より優先順位の高い中盤の補強の影響で、手が回っていないのが現状だ。移籍市場閉幕までに即戦力を追加できなければ、トップ4への返り咲きは難しいかもしれない。