1位:アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ/ノルウェー代表)
生年月日:2000年7月21日(23歳)
市場価値:1億8000万ユーロ(約252億円)
22/23リーグ成績:35試合36得点8アシスト
現代のFWに求められる能力を全て持ち合わせた「ノルウェーの怪物」は、身長194cm、体重87kgの巨体を簡単に操って得点を量産するパーフェクトなセンターフォワードだ。
高さ、強さ、速さとフィジカルだけ見てもハイレベルだが、ゴール前での落ち着きとオフザボールでの動き出しの上手さもあり、体格を活かしたポストプレーでボールを収め、周囲の選手も使うことでチーム全体を活性化させる。また、ストライカーだからといって守備を怠ることはなく、守備タスクもしっかりとこなす献身的な面も彼の魅力だろう。
ボルシア・ドルトムントでは89試合86ゴールという驚異的な記録を残し、2022年夏に鳴り物入りでマンチェスター・シティに移籍。プレミアリーグ初挑戦となった22/23シーズンは、35試合に出場して36得点8アシストと衝撃のスタッツを残してプレミアリーグ年間最優秀選手やプレミアリーグ得点王、ヨーロッパ・ゴールデンシューを獲得した。プレミアリーグで1シーズンに36得点を記録した選手はハーランドが初であり、全く手がつけられない怪物っぷりであった。
さらには同シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ優勝を含めたマンチェスター・シティの3冠制覇にも貢献し、自身はチャンピオンズリーグ得点王にも輝く。ドルトムント在籍時から市場価値は1億5000万ユーロ(約210億円)と破格の数字であったが、マンチェスター・シティでの活躍が認められ現在は1億8000万ユーロ(約252億円)まで上昇している。
念願のチャンピオンズリーグを獲得した今、マンチェスター・シティは絶頂期を迎えたと言えるが、世界最高の市場価値を持つハーランドが同クラブにもたらした物はあまりにも大きい。
【了】