2位:伊東純也(いとう・じゅんや)
【写真:Getty Images】
生年月日:1993年3月9日
所属クラブ:スタッド・ランス(フランス)
22/23リーグ戦成績:35試合6得点5アシスト
伊東純也は昨年夏にクラブ史上最高額となる移籍金1000万ユーロ(約14億円)でスタッド・ランスに移籍。すぐにレギュラーポジションを掴むと、1シーズンのリーグ・アン日本人最多得点記録を更新するなど、金額に見合うだけのパフォーマンスを披露した。その伊東は、先日行われた23/24シーズンの第1節でさっそく得点を記録。今季も明るいニュースを送り続けてくれそうだ。
フランスリーグは「フィジカル」レベルが極めて高い独特な舞台であり、身体能力よりも技術に優れる日本人選手が活躍するのはそう簡単なことではない。しかし、伊東にはなんの問題もなかったようだ。ワールドクラスのスピードを生かしたドリブル突破は並み居る屈強なDFにも十分通用し、敵陣をイナズマの如く切り裂き続けている。事実、昨季リーグ戦1試合あたりのドリブル成功数は1.6回で、チームトップに君臨していた(データサイト『Sofa Score』を参照)。
そんな伊東はキック「スキル」の高さを生かし、ドリブル突破からのチャンスメイクでも存在感を発揮。昨季リーグ戦でのビッグチャンスクリエイト数はチーム内ダントツとなる11回、キーパス数は全体9位となる63回を記録した。また、爆発的なスピードと終盤になっても落ちない運動量を武器に前線からのプレスでも大きく貢献しており、結果すべての項目で高い数字を叩き出すことになった。