3位:久保建英(くぼ・たけふさ)
【写真:Getty Images】
生年月日:2001年6月4日
所属クラブ:レアル・ソシエダ(スペイン)
22/23リーグ戦成績:35試合9得点7アシスト
久保建英はレアル・ソシエダのエースと言っても過言ではない。昨季はキャリアハイを大幅に上回るリーグ戦9得点7アシストをマークし、ラ・リーガ公式のマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)にはトップの9回選出されている。迎えた今季は、開幕戦でいきなりゴールを決めており、ダビド・シルバがいなくなったチームの希望として注目を集めている。
バルセロナのカンテラ(下部組織)で培った「スキル」は言わずもがな秀逸で、狭いエリアにおいても簡単にはボールを失わず、キックの質も極めて高い。数値はこのランキング内で最高の「88」を叩き出した。また「フィジカル」でも成長した姿を見せており、突破力やプレースピードの凄みがより増している。上記の通りゴールに直結するようなアクションも目立っているため、「攻撃」も「80」とさすがの高評価となった。
さらに久保は「守備」でも存在感を放つ。ただがむしゃらにプレスをかけるのではなく、しっかりと周りの状況を把握し、計算した上でボールホルダーに圧力をかけている。実際、久保のプレスによって相手のミスを誘発したシーンは多く、「守備」の数値は攻撃的選手としては非常に高い「61」を記録している。ソシエダでは2トップの一角、右サイド、そして左サイドと幅広いポジションで活躍しているが、これは「IQ」の高さゆえの結果だろう。