6位:守田英正(もりた・ひでまさ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1995年5月10日
所属クラブ:スポルティングCP(ポルトガル)
22/23リーグ戦成績:29試合6得点3アシスト
森保ジャパン不動のMF守田英正は、昨季の欧州リーグで安定したパフォーマンスを披露した日本人選手の1人。スポルティングCP在籍1年目ながらキャリアハイのリーグ戦6得点をマークし、チャンピオンズリーグ(CL)とヨーロッパリーグ(EL)の両舞台でも奮闘した。市場価値は加入時の400万ユーロ(約5.6億円)から1200万ユーロ(約16.8億円)にアップしている。
川崎フロンターレで培ったテクニックを武器に、守田は中盤に安定感をもたらす選手だ。視野の広さと判断力の良さも相まって危険な形でボールを失うことはほとんどなく、相手守備陣を崩壊させるようなキラーパスこそ少ないが、冷静かつテンポ良くパスを動かす能力に長けている。また、ボールを引き出すための動き方やポジショニングにも上手さがあり、とくにポゼッションを基本とするチームにおいてはかなり重要な存在となる。
潰し屋タイプではないが、読みを利かせた鋭い出足からのボール奪取や、危険なスペースを素早く察知して埋めるプレーなど、数字には表れにくいクレバーなディフェンスにも定評がある守田。ボランチというポジション柄、「攻撃」に関してはそれほど高い数値とはならなかったが、その他の項目(守備、フィジカル、スキル、IQ)で全て「75」以上の数値を叩き出している。