7位:堂安律(どうあん・りつ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1998年6月16日
所属クラブ:フライブルク(ドイツ)
22/23リーグ戦成績:33試合5得点6アシスト
カタールワールドカップにおいて、堂安律は大活躍。日本代表のベスト16入りの立役者となった。昨季より加入したフライブルクでは多くの時間をかけずに確固たる地位を築き、ブンデスリーガ33試合で5得点6アシストをマーク。ヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得に貢献するなど、レフティーにとって22/23シーズンはまずまず充実したものになったと言えるはずだ。
堂安の身長は172cmと小柄だが、体ががっちりとしており、攻守においてフィジカルコンタクトではそう簡単に負けない。そんな「フィジカル」の強さも相まって、ドリブルでの打開力には自信を持っており、右からの鋭いカットインはもちろんのこと、ゴリゴリとした縦突破でも存在感を示す。事実、昨季ブンデスリーガでのドリブル成功数はチームトップとなる50回をマーク(データサイト『Sofa Score』を参照)。「フィジカル」、「スキル」ともに高評価となったのは当然だ。
カタールW杯、東京五輪など、大舞台やここぞという場面での得点力や勝負強さも光る堂安。しかし、これまでのキャリアにおいてリーグ戦1シーズンで2桁得点に達したのはガンバ大阪U-23でプレーした2016シーズンのみであり、継続的にゴールを奪うという点は今後の課題となっている。そのため「攻撃」の数値は「77」で、トップ10にいる攻撃的選手の中ではワーストとなった。