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　近年の移籍市場では、希望のクラブへ行くため、良い条件を引き出すため、移籍金が必要にならないフリートランスファーでの移籍も多い。一方で、新天地が決まらないというシンプルなケースもある。今回は、まだ次の所属クラブが決まっていないビッグネームを紹介する。※データは『transfermakts』参照。

GK：ダビド・デ・ヘア

生年月日：1990年11月7日
22/23所属クラブ：マンチェスター・ユナイテッド
22/23リーグ戦成績：38試合43失点

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　ダビド・デ・ヘアは2022/23シーズンのマンチェスター・ユナイテッドで正GKを務めたが、この夏に契約満了で退団した。

　デ・ヘアは2011年夏にアトレティコ・マドリードからやってきたスペイン代表GK。加入当初はミスが多く批判の的になることがあったが、次第にプレミアリーグに適応した。特に驚異的な反応は世界最高クラスで、誰もが驚くスーパーセーブで幾度となくチームを救っている。

　だが、この夏にユナイテッドはインテルからアンドレ・オナナを獲得。エリック・テン・ハフ監督がアヤックス時代に指導したGKで、実力は折り紙付きだ。年俸が高いデ・ヘアをベンチに置くわけにはいかず、12年間続いた関係に終止符が打たれた。

　フリートランスファーとはいえ、デ・ヘアの高額なサラリーを負担できるのは一部のビッグクラブに限られるはず。これまでにバイエルン・ミュンヘン行きが噂になったほか、ティボー・クルトワが負傷したレアル・マドリードが動き出したという話もある。今後の動向に注目だ。