FW
【写真:Getty Images】
FW:アントニー
生年月日:2000年2月24日
22/23リーグ戦成績:25試合4得点2アシスト
FW:ラスムス・ホイルンド
生年月日:2003年2月4日
22/23リーグ成績:32試合9得点4アシスト(アタランタ)
FW:マーカス・ラッシュフォード
生年月日:1997年10月31日
22/23リーグ戦成績:35試合17得点5アシスト
マンチェスター・ユナイテッドは最大の補強ポイントでもある“ストライカー“に、ラスムス・ホイルンドを加えた。マンチェスター・ユナイテッドのファンで知られる20歳の大型FWは、強引にフィニッシュに持っていく積極性と高い守備強度があり、これまでチームにいなかったタイプの選手だ。
7500万ユーロ(105億円)という高額な移籍金からもその期待度が伺えるが、現在は背中を負傷しており、開幕から6週間ほどは離脱する予定となっている。その間に環境、そして戦術的にも適応をしたいところで、デンマーク代表の大先輩であるクリスティアン・エリクセンがチームにいることは、この若いFWにとってかなり優位に働きそうだ。
右WGには昨夏に加入したアントニーが入ることが予想される。テクニカルなブラジル人は初陣となったアーセナル戦でゴールネットを揺らし、そこから3試合連続でゴールと鮮烈なデビューを飾った。ところが、プレミアリーグに限定をすると、それ以降の22試合ではわずか1ゴールに留まるなど、やや失速する結果に。得点に絡む局面で一貫性が持てれば、さらに不動の存在となるだろう。
そして左WGにはマーカス・ラッシュフォードが起用されるだろう。昨季チーム1位の17ゴールを決めたイングランド代表FWは、見事な復活劇を遂げた。新任のストライカーコーチ、ベニー・マッカーシーのもとで得点力が磨かれ、これまであまり得意としてこなかったクロスボールに対してのポジショニングとゴール前への飛び込み方にも改善がみられる。
先述した通り、ホイルンドが開幕からしばらくいないため、その間はラッシュフォードがストライカーのポジションで起用されるだろう。となれば、左WGにはジェイドン・サンチョ、もしくはアレハンドロ・ガルナチョが抜擢されることが濃厚だ。両者ともにスタメンを奪う実力があるため、このチャンスを生かしたいところだ。