単純なチームではない」ガンバ大阪の成長と成熟
「選手として、川崎フロンターレとアウェイで対戦するとき、前半を3-1で折り返したとしても、後半はより多くの選手がファイナルサードに攻めてくることは分かっていたはずだ」とジェバリはフロンターレの反撃について語った。「彼らは質の高さを見せていたし、簡単なゲームではなかった。後半は難しかったが、集中を切らさずに戦い続けたことが、チームの強さを示している」
「今、私たちはボールを回すだけの単純なチームではない。鋭いセットプレーやカウンターアタックがある。チームとして成長している。もちろん、まだまだ先は長い。我々はトップチームになりたいし、ガンバはトップチームだ。ファンの期待もわかっているし、チームを盛り上げるために、そして自分たちの居場所に戻るために、ここに来たんだ」
一方、ラヴィは、ハイエナジーで積極的なアプローチこそがガンバにとって唯一の選択肢であるという。
「サッカーでは最終的にゴールを多く決めた方が勝つ。攻撃的なサッカーをする必要があり、全員が攻撃に絡まなければいけない。これがガンバのスタイルなんだ」
フルタイムでのガンバファンのリアクション、96分間の激闘を終えたエクスタシーと一種の疲労と安堵は、ガンバのアプローチがもたらす喜びを証明している。中立的な立場の人にとっても、このゲームはサッカーが持ちうるすべてのものを内包していた。
有名人のツアーのことは忘れて、地元のスタジアムに足を運ぶ。これは両チームにとって本当に重要な試合なのだ。いつの間にか感動に巻き込まれ、引きずられている自分に気づくはずだ。
(取材・文:ショーン・キャロル)
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