ガンバ大阪の「プレーは成熟している」
ガンバは春頃にもがいていたチームとはまったく異なり、前半の45分間はほとんどすべての面で川崎を上回っていた。特に、ポゼッションの有無にかかわらず、インテンシティと自信の度合いは明らかに違っていた。
「まず、僕たちは新しいチームだと思う。だから、最初のうちはまとまるのが難しかった」と、ネタ・ラヴィは2023シーズンで出遅れたチームの立て直しについて語った。
「前にも言ったけど、最初のうちは勝たなければならない試合もあったのに、突然勝てなくなった。でも今は状況が本当に良くなってきている。試合はどんどん厳しくなっているから、この勢いを維持し続けなければならない。試合ごとに改善し、良くなっていかなければならない」。
チームメイトのジェバリも同じ意見だった。
「ネタが言うように、シーズン当初は新しい選手、新しい監督、新しいシステムだった。また、不運にも怪我人が出てしまった。でも今は、もちろんすべてのことがうまくいっているし、とてもいいチームになっている。プレーの仕方は成熟しているし、試合を終わらせる方法も知っている」
後半、川崎はガンバを長い時間追い詰め、71分と75分には交代出場の瀬川祐輔の素早いワンツーで同点に追いついた。
その時点で、ガンバは勝ち点1を守り抜こうとしても良かったが、ゴールを目指して最後の最後でもぎ取った。後半アディショナルタイムのセットプレーから、ダワンが高井を振り切ってゴールへ流し込み、南スタンドの一角に詰めかけたサポーターを熱狂させた。