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キリアン・エムバペとPSG、意地の張り合いが続く

　頑なにパリ・サンジェルマン（PSG）との契約延長を拒むフランス代表FWキリアン・エムバペが、現地時間12日に行われるFCロリアンとの開幕戦を欠場する見通しになった。それだけでなく、8月の全試合を欠場する可能性もあると、米メディア『ESPN』が報じている。

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　契約期間が2024年6月までのエムバペに対し、PSGは契約更新を打診している。しかし、同選手は契約延長オプションを行使しない意向をクラブに書簡で伝え、来季以降はPSGに残る意思がないことを明らかにした。これをきっかけに、PSGとエムバペの関係が悪化。PSGのナーセル・アル＝ヘライフィー会長は、契約満了に伴って来夏にフリー移籍することを許さない姿勢を見せ、同選手の今夏売却に向けて動き出している。一方でエムバペは、サウジアラビア1部のアル・ヒラルなどから届いたオファーを拒否しており、解決の糸口が掴めないでいる。

　状況が好転しないまま、2023/24シーズンの開幕が間近に迫った。エムバペは日本ツアーから除外されただけではなく、主力メンバーで構成されたトップチームの練習にも参加できず、Bチームに追放されている。同メディアによると、エムバペがロリアン戦に出場しないことを関係者が語ったようだ。また、8月に行われるトゥールーズ戦、ランス戦も欠場する可能性があるという。同メディアは「関係者が語ったところによると、エムバペが契約延長に応じない限り、シーズン中トップチームから締め出す意向で、選手側も考えを変えるつもりはないようだ」と報じ、両者が意地の張り合いを続けていることを明かした。