SB
【写真:Getty Images】
SB:オレクサンドル・ジンチェンコ
生年月日:1996年12月15日
22/23リーグ戦成績:27試合1得点2アシスト
SB:ベン・ホワイト
生年月日:1997年10月08日
22/23リーグ戦成績:38試合2得点5アシスト
今シーズンもイングランド代表ベン・ホワイトとオレクサンドル・ジンチェンコが主力を務めるだろう。ホワイトは昨シーズンCBからSBへコンバートされると、攻守に欠かせない存在として活躍した。ボールを前進させる上で重要なタスクをこなし、高い守備能力でピンチの芽を摘む。DFとは思えないほどの足元の技術を持ち、攻撃面でも非凡なパフォーマンスを見せていた。
昨シーズンマンチェスター・シティから3000万ポンド(約42億円)で完全移籍したジンチェンコは、細かいボールタッチのドリブルに加えて、絶妙なタイミングでサイドチェンジができる視野の広さとテクニックの高さが特徴。偽サイドバックのタスクをこなした。
この2人に割って入る可能性が高いのが、オランダ代表DFユリエン・ティンバーだ。移籍金4000万ポンド(約56億円)でアヤックスから加入した22歳は、現代サッカーを象徴するDFの代表格と言っていい。SBとCBができるユーティリティ性を兼ね備え、対人守備に秀でている。空中戦におけるデュエル勝率が61%と、DFにしては小柄な179cmという低さを感じさせない。それに加えてスピードもあるので空いたスペースをいち早くカバーリングできるのも強みだろう。
SBといえば日本代表冨安健洋の名前もあがる。昨シーズンの冨安は、右SBと左SBのサブ的な役割を与えられ、モハメド・サラーやジャック・グリーリッシュらリーグ屈指のWGと対峙する際に守備の強度を高めたいとき先発に抜擢された。ただ、シーズン終盤に長期離脱をしてしまい、サブとしての役割を果たせていない。プレシーズンを見る限り、ティンバーは両サイドでの起用が想定されており、冨安はティンバーのバックアップという立場でシーズンをスタートすることになりそうだ。