FW：齋藤学（さいとう・まなぶ）

生年月日：1990年4月4日
移籍先：横浜F・マリノス→川崎フロンターレ
移籍日：2018年1月

　8歳から横浜F・マリノスの下部組織でプレーした齋藤学は、2009年にトップチーム昇格を果たすと、愛媛FCへの期限付き移籍を経て主力に。キレの良いドリブルを得意とするスタイルから「ハマのメッシ」と称され、サポーターから愛された。しかし、その愛は一瞬で薄れてしまう。原因は、2017シーズン終了後の川崎フロンターレへの電撃移籍だった。

　移籍先が同じ県のライバルであり、前年王者だった川崎Fだったこと。マリノスで背番号を10に変更し、キャプテンにも就任したばかりだったこと。また、フリー移籍で移籍金を残さなかったことが重なり、齋藤はトリコロールのサポーターから猛批判を浴びている。本人は移籍後、SNSで「『屑、死ね、裏切り者、怪我治るな』など何を言われてもしょうがない」と記していた。

　覚悟の川崎F移籍となった齋藤だが、同クラブでは怪我の影響もあって期待値以上の活躍はできず。その後、名古屋グランパス、さらには韓国やオーストラリアでもプレーしたものの、かつてのような輝きを取り戻せていない。今季後半戦からは、J2のベガルタ仙台でプレーする。