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Jリーグ 1年前

禁断!? Jリーグで波紋を呼んだ歴代移籍5選。サポーターをざわつかせた男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:興梠慎三(こうろき・しんぞう)

鹿島アントラーズから浦和レッズに移籍した興梠慎三
【写真:Getty Images】


生年月日:1986年7月31日
移籍先:鹿島アントラーズ→浦和レッズ
移籍日:2013年1月

 興梠慎三は高校卒業後に加入した鹿島アントラーズでストライカーとしての才能を開花。Jリーグ史上初の3連覇に貢献するなど、クラブの黄金期を中心として支えた1人だった。しかし、大迫勇也との争いに敗れる形で、本職ではないサイド起用が増えた2012シーズン終了後、興梠は移籍を決断する。その新天地は、鹿島サポーターにとって好ましくない場所だった。

 興梠が向かったのは、当時ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が率いていた浦和レッズ。鹿島とは長年に渡りバチバチしたバトル、そして優勝争いを繰り広げてきた宿敵である。そんなチームに、鹿島のレジェンド、柳沢敦の背番号13を継承した興梠が加入する。鹿島サポーターの拒否反応は小さくなかったはずで、この移籍は大きな話題を呼ぶことになった。

「禁断の移籍」に踏み切った興梠は、浦和でも類稀な得点能力を発揮し、2017シーズンにはリーグ戦20ゴールの大台に乗せている。37歳となった現在も浦和に身を置いており、通算出場数は鹿島時代を上回る385試合を数えるなど、もはや“レッズの男”としてのイメージが定着した。

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