2位:清水エスパルス
監督交代前リーグ戦成績:7試合0勝5分け2敗(勝ち点5)
監督交代後リーグ戦成績:21試合12勝5分け4敗(勝ち点41)
1試合平均勝ち点:1.0→1.95
清水エスパルスは“解任ブースト”をよく知るクラブだ。シーズン途中の監督解任は、今季で5年連続である。
今回は実際にその効果が出ている。1年でのJ1復帰を目指す清水は、それにふさわしい戦力を擁してシーズンのスタートを切った。しかし、開幕から7試合でまさかの白星ゼロ。4月3日でゼ・リカルド監督の交代に踏み切り、今季コーチに就任していた秋葉忠宏が監督に昇格している。
ここから清水は本領発揮。レノファ山口戦の6-0やいわきFC戦の9-1、藤枝MYFC戦の5-0など、大差での勝利もあって、順位を4位まで上げた。
ただし、ブースト効果が弱まっているのも事実だろう。監督交代後8試合で清水は6勝2分けだった。その後の13試合では6勝3分け4敗となっており、勝ち点を重ねるペースは落ちている。もともとJ2ではトップクラスの戦力を有する清水。ブーストという一時的なものではなく、しっかり勝ちきれる力も見せたいところだ。