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Jリーグ 1年前

解任ブーストの効果は? J1・J2成績上昇ランキング1〜8位。監督交代で劇的に変化したのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

6位:大宮アルディージャ

2023シーズン途中から大宮アルディージャの監督を務める原崎政人
【写真:Getty Images】


監督交代前リーグ戦成績:16試合4勝1分け11敗(勝ち点13)
監督交代後リーグ戦成績:12試合2勝3分け7敗(勝ち点9)
1試合平均勝ち点:0.81→0.75

 大宮アルディージャの監督交代は、ここまでのところ全く効果がなかったと言わざるを得ない。

 2022シーズンは下位に低迷したものの、なんとか踏みとどまってJ2に残留した大宮。今季は早い段階で残留を決めたいところだったが、オフに大物が加入するわけでもなく、苦しいシーズンになった。第8節まではホーム4連勝で4勝4敗と良いスタートだったが、第9節から6連敗で急激に失速。リーグ戦で白星を取り戻したのは、なんと第24節ジェフユナイテッド千葉戦で、長い低迷が続いている。

 クラブは第16節でいわきFCに敗れたあとで監督交代を決断した。相馬直樹監督が退任し、コーチを務めていた原崎政人が昇格している。大宮で長いキャリアを過ごしている新監督の下でもブーストは起きず、1試合平均獲得勝ち点は前体制よりも下がってしまった。

 最下位の大宮は、残留ラインまで勝ち点6差と厳しい状況。直近5試合で2勝2分け1敗と上り調子なところは好材料だが、来季もJ2で戦うことができるだろうか。

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