15位:京都サンガF.C.
監督:曺貴裁
順位:15位
成績:勝ち点23(7勝/2分/12敗)
ルヴァン杯:グループステージ敗退
天皇杯:2回戦敗退
J1での2年目のシーズンに臨んでいる京都サンガは、浮き沈みを経て現在は15位に位置している。一時は6連敗を喫したが、その後は持ち直して3勝1敗1分で中断期間に突入している。降格圏の最下位・湘南ベルマーレとは勝ち点差10あるが、まだ油断はできない状態だ。
ピーター・ウタカら主力に依存していた昨季に比べると、より多くの選手が先発争いに絡んでいる。名古屋グランパス戦、鹿島アントラーズ戦の健闘は、選手層の厚さが一因と言えるだろう。戦術的なバリエーションも昨季から増え、上位陣との対戦でも簡単にやられないことも多い。
とはいえ、まだ発展途上であることに変わりはない。白井康介の抜けた穴をどう埋めるのか。パトリック以外がほぼ稼働しなかった外国籍選手はどうするのか。繰り返されるセットプレーからの失点はどう減らすのか。それらの課題が目に付くようだと、下位3チームとの差が縮まってくる危険もある。