13位:北海道コンサドーレ札幌
監督:ミハイロ・ペトロヴィッチ
順位:11位
成績:勝ち点27(7勝/6分/8敗)
ルヴァン杯:準々決勝進出
天皇杯:ラウンド16進出
3月の横浜F・マリノス戦のように、攻守が連動してハマれば手が付けられない存在になる。それでも、今季も含め、北海道コンサドーレ札幌が2019シーズンから中位に留まり続けているのは、それをシーズン通して継続できないからだろう。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が浸透させたスペクタクルなスタイルは、常にリスクと隣り合わせになっている。
ここまでは、リーグ3位の41得点を記録しており、浅野雄也、金子拓郎、小柏剛を中心とした攻撃陣はリーグトップクラスの破壊力を持つ。ただ、小柏が離脱し、金子が移籍。スパチョークに結果がついてきているのはプラス材料だが、中断前5試合で4ゴールと、得点力に陰りが見えていた。
リーグ戦で出場機会を得られていなかった中島大嘉やク・ソンユンが他クラブに出場機会を求めた。一方で新戦力を取るような目立った動きはなく、終盤戦もスタイルを変えることはないだろう。現有戦力の中で、金子不在の攻撃をどう構築していくかが、終盤戦の鍵を握るだろう。