12位:サガン鳥栖
監督:川井健太
順位:9位
成績:勝ち点29(8勝/5分/8敗)
ルヴァン杯:グループステージ敗退
天皇杯:3回戦敗退
2月にファン・ソッコ、3月には本田風智、5月には福田晃斗など、相次ぐ主力の負傷離脱に見舞われながらも、サガン鳥栖は現有戦力の奮闘が光る。川井健太監督が昨季から継続してチームに落とし込む戦術は、河原創や山﨑浩介といった新加入選手にも浸透している。
それでも中位が定位置になっている一因は勝ちきれない試合の多さだろう。中断前は1勝2敗だったが、敗れた2試合はいずれも先制しながら逆転を許す展開だった。勝利したセレッソ大阪戦は逆転しているだけに、勝負弱いというわけではない。ただ、それを勝ち点につなげられていないという事実が、9位という順位につながっている。
湘南ベルマーレ戦のように攻守が噛み合えば相手を圧倒できる破壊力を持っており、セレッソ戦や浦和レッズ戦のように選手がやるべきことを遂行して上位陣相手にも互角の戦いに持ち込むこともできる。終盤戦で接戦をものにできれば、トップハーフでシーズンを終えることも可能になる。