2位:名古屋グランパス
監督:長谷川健太
順位:3位
成績:勝ち点39(11勝/6分/4敗)
ルヴァン杯:準々決勝進出
天皇杯:ラウンド16進出
昨季に築いた堅守をベースに、キャスパー・ユンカーを加えた攻撃陣がクオリティの高さを見せる今季、名古屋グランパスは優勝を狙える位置につけている。残りの期間でまだ動く可能性もあるが、補強面は現時点でも積極的な動きを見せている。前線には中島大嘉、サイドには前田直輝(期限付き移籍からの復帰)と久保藤次郎と層の厚みを加える補強を施し、終盤戦に臨む。
直近9試合でクリーンシート(無失点)がわずか2試合と、ディフェンスに綻びが見えるのは気になるところ。ただ、最大の焦点は主力がシーズンを通して活躍できるかだろう。ユンカーはJリーグでこれまで1年間を通してプレーし続けたことがなく、永井謙佑や野上結貴、米本拓司ら30代の選手が主力の大半を占める。天皇杯もYBCルヴァンカップも残す中、大きな怪我なくシーズンを走破できるかは疑問が残る。
中断前にプレータイムを伸ばしている和泉竜司、河面旺成、内田宅哉が主力に定着できるほどのクオリティを見せ、新戦力がプレータイムを得ることができれば、逆転優勝の可能性も見えてくる。