1位:17/18シーズン
移籍金総額:3億7510万ユーロ(約525億円)
主な獲得選手
DF:ネルソン・セメド(移籍金3570万ユーロ/約50億円)
MF:フィリペ・コウチーニョ(移籍金1億3500万ユーロ/約189億円)
MF:パウリーニョ(移籍金4000万ユーロ/約56億円)
FW:ウスマン・デンベレ(移籍金1億3500万ユーロ/約189億円)
バルセロナが選手獲得のために最も多額の資金を投じたのが、17/18シーズンだ。2017年8月にはリオネル・メッシ、ルイス・スアレスと”MNS”と呼ばれた3トップ組み、一時代を築いたネイマールが退団。この移籍は世界中を震撼させたが、ブラジル代表FWを移籍金2億2200万ユーロ(約310億円)で売却した同クラブは、夏と冬の両移籍市場で大型補強を行った。
夏の目玉補強となったのは、ウスマン・デンベレだ。レンヌでプロデビューを飾った15/16シーズンにリーグ・アンで2桁得点を記録し、翌年に加入したドルトムントでは公式戦50試合10得点22アシストをマークする活躍を見せた当時20歳のフランス人FWに対し、バルセロナはクラブ史上最高額となる移籍金1億3500万ユーロ(約189億円)を支払って獲得している。
その他、夏の移籍市場ではパウリーニョを4000万ユーロ(約56億円)、ネルソン・セメドを3570万ユーロ(約50億円)で獲得したが、バルサの大型補強は夏だけに留まらず。冬にはデンベレと同額を支払い、リバプールで世界最高峰のMFへ成長を遂げたフィリペ・コウチーニョを獲得している。
結果的にバルサは選手獲得のために総額3億7510万ユーロ(約525億円)を費やした。デンベレは2017年9月にハムストリングを負傷し、長期離脱を強いられたため金額に見合う活躍ができたとは言い難いが、パウリーニョとセメドは主力として活躍。シーズン途中に加わったコウチーニョも公式戦22試合9得点7アシストの活躍を見せ、ラ・リーガとコパ・デル・レイの2冠達成に貢献した。
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