2位:2001/02シーズン
移籍金総額:1億4513万ユーロ(約203.2億円)
主な獲得選手
MF:マヌエル・ルイ・コスタ(移籍金4132万ユーロ/約57.8億円)
FW:フィリッポ・インザーギ(移籍金3615万ユーロ/約50.6億円)
MF:アンドレア・ピルロ(移籍金1704万ユーロ/約23.8億円)
2001/02シーズンにミランが行った補強は、のちの成功につながる投資だった。
2000/01シーズンはアルベルト・ザッケローニ体制でスタートして6位でシーズンを終えたミランは、ファティ・テリム監督を迎えて新たなスタートを切った。目玉補強となったのは、フィオレンティーナで大活躍していたマヌエル・ルイ・コスタの獲得だった。さらに、ユベントスからはフィリッポ・インザーギを獲得。アタランタから獲得したばかりだったクリスティアン・ゼノーニを取引の一部に加えることでイタリア屈指の点取り屋を獲得した。
のちに大きな飛躍を遂げるアンドレア・ピルロをインテルから獲得したのもこのとき。さらに、アラベスからハビ・モレノとコスミン・コントラが加入している。アラベスは2001年のUEFAカップで決勝戦まで進んだチームで、躍進を支えた2人も大きな注目だった。この2人については成功とは言えないとしても、未来のレジェンドが複数人同じタイミングに加入することは滅多にあることではない。