3位:2008/09シーズン
移籍金総額:7388万ユーロ(約103.4億円)
主な獲得選手
FW:ロナウジーニョ(移籍金2415万ユーロ/約33.8億円)
DF:ジャンルカ・ザンブロッタ(移籍金1050万ユーロ/約14.7億円)
MF:デイビッド・ベッカム(レンタル)
FW:アンドリー・シェフチェンコ(レンタル)
2008/09シーズンのミランは、汚名返上に燃えていた。前シーズンのセリエAを5位で終えて、6年続けて出場していたチャンピオンズリーグ行きを逃した直後ということで、大改革となっている。
中でも大きな衝撃だったのが、ロナウジーニョを迎えたことだ。バルセロナで一時代を築いた大スターは、マンチェスター・シティの誘いを断ってミランを選んだ。カフーやセルジーニョがいなくなったサイドバックには、バルセロナからジャンルカ・ザンブロッタを獲得。すでに31歳という年齢だったが実績は抜群の補強だった。
アルベルト・ジラルディーノを放出した前線には、かつてミランで活躍したアンドリー・シェフチェンコをチェルシーからのレンタルで獲得。マテュー・フラミニ、フィリップ・センデロスはまだ20代前半で、長期的にチームを任せられると期待された。
さらに冬の移籍市場では世界的なスターも加入。デイビッド・ベッカムがやってきた。当時LAギャラクシーに所属していた元イングランド代表MFは、MLSのオフを利用して短期レンタルでやってきている。サン・シーロで行われた入団会見には世界各国メディアが殺到した。
ロナウジーニョやベッカムの移籍は、それだけで大きな事件のはずだが、2人の大スターが同じシーズンにやってきたのは衝撃的だった。