4位:2010/11シーズン
移籍金総額:5170万ユーロ(約72.4億円)
主な獲得選手
FW:ズラタン・イブラヒモヴィッチ(移籍金600万ユーロ[レンタル]/約8.4億円)
FW:ロビーニョ(移籍金2100万ユーロ/約29.4億円)
FW:アントニオ・カッサーノ(移籍金330万ユーロ/約4.6億円)
MF:マルク・ファン・ボメル(フリー)
2010/11シーズンのミランは、大型補強が結果に結びついたシーズンで、7年ぶりのセリエA優勝を果たした。
前年のセリエAで3位だったミランは、レオナルド監督が退任となり、マッシミリアーノ・アッレグリ監督を招へいした。特に大きな衝撃だったのはズラタン・イブラヒモヴィッチの獲得だ。ユベントスとインテルでセリエA優勝を経験してバルセロナへ行った超ビッグネームは、スペインで振るわなかった。そこに目をつけて獲得に成功している。
イブラヒモヴィッチはレンタルでの加入で、このタイミングで移籍金は発生していない。この夏最高額の補強は、マンチェスター・シティから加入したロビーニョだった。ミランはカカなどブラジル人選手と縁が深く、この補強も大いに期待されている。
冬の移籍市場ではバイエルン・ミュンヘンからマルク・ファン・ボメル、サンプドリアからアントニオ・カッサーノ、ユベントスからニコラ・レグロッターリエを迎え、各ポジションを底上げ。新戦力が期待どおりの働きを見せて、第11節から首位の座を守り抜いて優勝まで駆け抜けた。