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日本代表 1年前

10年南アフリカW杯、サッカー日本代表市場価値ランキング1~10位。当時のスター選手はいくら

シリーズ:日本代表市場価値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

4位:田中マルクス闘莉王(背番号4)

2010年南アフリカワールドカップに出場した日本代表の田中マルクス闘莉王
【写真:Getty Images】


生年月日:1981年4月24日
日本代表成績:43試合8得点2アシスト
南フリカワールドカップ成績:4試合0得点0アシスト
市場価値:580万ユーロ(約8億1200万円)
所属クラブ:名古屋グランパス

 田中マルクス闘莉王は当時の日本代表で欠かせない選手の一人だった。中澤佑二とのセンターバックコンビは、南アフリカワールドカップにおける日本代表の強力な武器となっている。

 日本代表は2010年大会で4試合を戦い、失点がわずか2。GK川島永嗣のファインセーブに助けられたシーンもあるが、闘莉王と中澤の強さも光った。対人の強さはもちろんのこと、持ち味の攻撃参加も魅力で、闘莉王はワールドカップ予選で3ゴールを挙げている。

 2人が築いた中央の守備は闘争心も日本代表史上トップレベルで、後方からチームを盛り上げた。それでいて冷静な対応も見事で、ゲームをコントロールする中盤との距離感にも細心の注意を払っている。

 大会直前まで低調だった日本代表。開幕直前に行われたスイス合宿での選手ミーティングで、闘莉王が「俺たちは弱い。その現実にしっかりと目を向けて戦わないといけない」と口火を切ったことで議論が白熱し、超守備的戦術にシフトして結果を残した。2003年に日本国籍を取得した異端児の存在が、日本代表を押し上げた。

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