5位:内田篤人(背番号6)
生年月日:1988年3月27日
日本代表成績:74試合2得点8アシスト
南フリカワールドカップ成績:出場なし
市場価値:500万ユーロ(約7億円)
所属クラブ:鹿島アントラーズ
のちに日本代表不動の右サイドバックとなった内田篤人だが、2010年大会は出場機会がなかった。
2008年に19歳の若さでA代表デビューを果たした内田。すでに鹿島アントラーズでは十分な実績を積んでおり、南アフリカワールドカップのアジア予選ではレギュラーを務めていた。だが、本大会ではより守備に重きを置く戦術が採用されたこともあって、今野泰幸と駒野友一が起用され、21歳の内田はピッチに立てずに終わっている。
それでも、内田のポテンシャルにはすでにヨーロッパも注目しており、南アフリカワールドカップ終了後にドイツのシャルケへの移籍が決定。ドイツで経験を重ねて、アルベルト・ザッケローニ監督体制では定位置をつかんでいる。
予選では起用されたものの、本大会ではベンチ——。岡田武史監督の非情とも言える決断は、内田のその後の成長に活かされたはずだ。