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最も大金を費やしたのは? “爆買い”移籍金支出ランキング1~10位。ダントツの大型補強は?

シリーズ:“爆買い”移籍金支出ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

9位:チェルシー(イングランド)

チェルシーに加入したクリストファー・エンクンク
【写真:Getty Images】


総支出額:1億1200万ユーロ(約157億円)
最高額獲得選手:クリストファー・エンクンク(6000万ユーロ/約84億円)
その他の主な獲得選手:ニコラス・ジャクソン(3700万ユーロ/約52億円)、アンジェロ(1500万ユーロ/約21億円)

 昨年5月にアメリカ合衆国の投資家であるトッド・ボーリー氏を新オーナーに向かえたチェルシーは、22/23シーズンに6億1149万ユーロ(約856億円)もの巨額の資金を使うも、プレミアリーグ12位と振るわず。マウリシオ・ポチェッティーノ監督を迎えて新体制となった今夏は多くのスター選手を放出し、7月23日時点で1億1200万ユーロ(約157億円)を支出して3選手を獲得している。

 現時点で最高額の補強は、クリストファー・エンクンクで6000万ユーロ(約84億円)。ピエール=エメリク・オーバメヤンはマルセイユへ完全移籍し、昨季インテルへレンタル移籍していたロメル・ルカクはプレシーズンに合流しておらず、ユベントスへの移籍が報じられているため、7月20日に行われたプレシーズンマッチのレクサム戦や23日のブライトン戦で1トップで起用されていたエンクンクには新エースとしての活躍が期待されるだろう。

 その他は、昨季ビジャレアルでリーグ戦12得点を決めたニコラス・ジャクソンを3700万ユーロ(約52億円)。さらに、15歳10ヵ月4日でトップチームデビューを飾ってサントスの最年少出場記録を更新し、18歳にして公式戦通算129試合に出場したブラジルの新星アタッカー、アンジェロを1500万ユーロ(約21億円)で獲得した。

 3選手が実力を発揮できればトップ4に返り咲くことも可能だが、昨季のように中位に沈む可能性もある。23/24シーズンのチェルシーの戦いぶりに注目だ。

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