レアル・マドリード最新ニュース
新システムの中でベリンガムのポジションはどうなる?
レアル・マドリードは現地時間23日、国際親善試合でACミランと対戦し、3-2で勝利を収めた。試合後、カルロ・アンチェロッティ監督は実戦デビューを飾ったベリンガムと、この試合で試みた新フォーメーションについて言及。スペイン紙『スポルト』がその内容を報じている。
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今季のプレシーズンマッチ初戦を迎えたマドリーは、昨シーズンまで基本としていた4-3-3とは異なる、中盤をひし形に並べた4-4-2のフォーメーションで試合に臨んでいる。4バックの前にアンカーとインサイドハーフ2人が並ぶ形はこれまでと同様だが、アンチェロッティ監督はその1列前のトップ下にベリンガムを配置し、最前線にはレンタルバックしてきたブラヒム・ディアスと新加入のホセルを2トップで並べた。
試合はミランが前半に2点をリードして折り返したが、ハーフタイム後にルカ・モドリッチやヴィニシウス・ジュニオールらを投入したマドリーが、後半にフェデリコ・バルベルデの2得点などで逆転に成功している。勝利後、マドリーのアンチェロッティ監督は新フォーメーションを「気に入った」とした上で、次のように初陣を振り返った。
「少し修正しなければならない点があるのは事実。今日はアウトサイドよりもインサイドでプレーしようとしたので、後ろから作っていくのは少し難しかった。我々はいくつかのミスも犯したし、プレッシャーも常に正しかった訳ではないが、私の感触は良好であり、我々は継続するだろう」
同紙によると、アンチェロッティ監督はこの4-4-2の守備の特徴を「中央の強度は高いものの、サイドはさほど高くない」と分析しており、これをあまり好んでいないようだが、「守備をより強固なものにするために今後も努力していくつもり」と語っているという。
また、アンチェロッティ監督はトップ下で出場したベリンガムのプレーの「インテンシティ」と「リズム」が、他のMFと一線を画すと賞賛し、次のように実戦デビューを評価している。
「ライン間でのポジショニングは良く、良い試合になった。彼がボックス内に侵入していくことは我々にとって非常に重要であるため、チーム全体が彼の並外れたクオリティにもっと慣れなければならないのは明らかだ」
さらに、ベリンガムの最適なポジションについては「得点チャンスが多く、バイタルエリアが近い」という理由で「10番(トップ下)」と明言。ただ、このシステムの運用については「今はトライしている段階だが、シーズン中にどうなるかはもう少し待つ必要がある」と補足している。
カリム・ベンゼマらがクラブを去った一方で、新たな若き才能を加えた23/24シーズンのマドリーは、今後どのようなサッカーを展開していくのだろうか。
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