3位:2022/23シーズン
【写真:Getty Images】
移籍金総額:6億1149万ユーロ(約856億円)
主な獲得選手
FW:ラヒーム・スターリング(移籍金5620ユーロ/約78.6億円)
DF:カリドゥ・クリバリ(移籍金3800ユーロ/約53.2億円)
MF:エンツォ・フェルナンデス(移籍金1億2100万ユーロ/約169億円)
2022/23シーズンはチェルシーにとって“悪夢のシーズン“となったが、かつてないほどの大型補強を行った年でもあった。ロマン・アブラモビッチ氏がロシア侵攻の影響でオーナーを辞任し、新オーナーに就任したトッド・ボーリー氏は惜しみなく移籍市場に資金を投じた。
夏の移籍市場ではラヒーム・スターリングやカリドゥ・クリバリ、ピエール=エメリク・オーバメヤンら実績十分な大物選手を立て続けに獲得。レスターからウェズレイ・フォファナ、ブライトンからマルク・ククレジャを獲得するなど、2021/22シーズンにプレミアリーグで印象的な活躍を披露していた20代前半の有望株もスカッドに加えた。
ところがチームの調子は一向にあがらず、迎えた冬の移籍市場でカタールワールドカップ優勝に大きく貢献していたエンツォ・フェルナンデスを1億2100万ユーロ(約169億円)という英国史上最高額の移籍金で獲得。他にも同シーズンの前半戦でUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を席巻していたミハイロ・ムドリクらもチームに加えた。結果的に同シーズンの順位は12位と振るわなかったが、夏と冬を合わせて6億1149万ユーロ(約856億円)もの移籍金を使って、実績と実力を兼ね備えた選手たちを多く獲得した。